Le rat mouillé

加藤美南ちゃん(NGT48)と新潟についての愛をまき散らすブログ(予定)。

王子とこじき@ルネこだいら 小平市民文化会館 2016-12-25


デュデュッッデュッデュッデュッデュッデュッデュッッッッデューーーン!


※戦闘シーン開始の音楽





デビュー当初は硬派な印象だった涼太マイルス。振り返ってみると、今は柔らかくなっている気がいたします。


エドワードを見る目の輝き方が凄い。それはもう愛おしそうに。誇らしげに。「お慕い申し上げている」感が凄くて言葉もしっくり来たため上のツイートに至った次第。国へ帰って二人で暮らせ。(数時間ぶりn度目)


関係性が、

涼太マイルス⇔エドワード

前はお互い対等なイメージで「戦友」的な雰囲気すら感じていたし、エドワードのことを甘やかさなそうな印象だったんだけど。



涼太マイルス⇒⇒⇒ ←エドワード

今こんなんでは?いつから?わりと9月にはこんな感じだったような気がしなくもない。


※個人の感想です。



目が爛々としている。何かしらキマってる目をしている。俺が守ってやらねばどうなるかわからんからな、の域は超えた。忠実なるしもべ。そして、それが満更でもなさそう。楽しそうで何より。

そしてそれに伴い、相対的に小松エドワードの「本来なら年相応に育つべき幼い子ども」としての側面も立つので、たまごボーロ案件です。たまごボーロ案件です。(大事なことなので)


でも某マイルス的ワンチャンはない。何故なら彼はアンパンマンだから。(違います)(違いますしこの日はアンパンマンみもなかったけれど、涼太マイルスの安心感は幼児向けヒーローのそれと似たところがあるかもしれないなとは思う。)



ふざけた感想しか書いてないのでおちょくってるように見えてしまうかもわからないけど、マイルスって何してもカッコ良いんだよね結局。私がマイルス信者なのもあるけど。 カッコいいんだよマイルス。正直羨ましい。



『王子とこじき』におけるヒール役の不在について


一応「悪」とされるのは宮廷側の方々だけど、当時の価値観からすれば彼らの言い分は至極真っ当だよな…とずっと引っかかってて。「恐れ多くも陛下、身なりと言っても“王”と“こじき”の身なりです」(ニュアンス)という台詞に関しては、今の価値観に当てはめてもその通りだと思っている。個人的には。(もっとも、ストーリー的に極端な例を挙げて子供に伝わりやすくしているだけかなとは思うけど)

悪役は、「先入観」や「集団心理」なんだよなぁ。誰とかではなく、人間の陥りがちな思考が問題とされている。と思う。


あと、近いところで言えば、JCSの群衆の役割なのかな、と。大印章ナンバーでの田中オレンジ女官さんの表情が、JCSスーパースターの柵作って群衆がヤバイ表情してるアレを思い起こさせたので、なんとなくそれを連想した。







ところで、前田エドワードがまだ来ない。年明け来る?白倉マイルスと一緒にお稽古してるパターンでしょうか。





そして、おじこじ小平をもって観劇納めです。
ありがとう、2016おじこじ。ようこそ、2017おじこじ。凱旋公演待ってるね。(諦めの悪いヲタク)




以上です。

王子とこじき@小美玉市四季文化館みの〜れ 2016-12-24

久々のおじこじ。
久々すぎてもうおじこじおばさん名乗れないなと思ってたけど、やっぱりおじこじ大好きだなと改めて思ったおじこじ大好きおばさんなのであった。



会場が森の中。
会場を出ると、何故か牧場の匂いが漂ってきた。「内に緑の豊かな牧草を食む〜(ニュアンス)」的なエドワードの演説を地で行く。



これと合わせて、健康的でハツラツとした木内トムと体弱そうで儚げな小松エドワードの対比が。改めまして、最高だ。

同じ肉体に対してそれぞれのバロメーター両極に据えました感が、最高だ。

2人とも、物言いが小学生男子っぽくなった?と感じた。より男の子らしく。


小松エドワード

「寄ってたかって無礼を働こうと〜」のくだり、どう頑張っても泣いてしまう…あんなに必死で涙こらえて虚勢張って…強くなってしまった、強くならざるを得なかったエドワードの人生。泣く。

王子の部屋でトムが心底羨ましそうにはしゃぐ様子を見ているときの小松エドワードが、やっぱり切ない。家族と滅多に顔も合わせられないようなお城で、豪華な部屋がいくらあっても何の意味を成さないんだろうな、エドワードにとっては。と、はしゃぐトムを横目に、悲しそうに微笑んでため息をつくエドワードを見て思う。


小松さんちょっと台詞が言いづらそうに聞こえたけど、歌はハリのあるビームのような、そして気高く高貴な歌声。好き。個人的には最後に小松エドワードを観たのが青森で、声が辛そうだったので、久々にハイビーム聴けて嬉しかった。そうだ、ハイビームだ。自分の中でしっくりくる表現が見つかった。



木内トム

木内トムは相変わらず天真爛漫で、見てるだけで元気になれる🌞一家に一人、木内トム。世界平和。

「わからないなァ〜〜〜君は!!」とかの言い方は、天才のそれ。あともう一つ気になったところあったんだけど忘れた。

戴冠式で台に登って二人のそっくりな容姿を皆んなに見せるシーンの前(「よいぞ、トム」のあたり)、エドワードがスッと手を差し出して、それを見るトムの顔がハッとして。これから何をしようとしているかを、全て反射で理解したような表情をしていて。二人は性格や身分が正反対でありつつも、ここ!というところで似ていたり共鳴したりするところが熱い。トムエド万歳。

木内トム、コミカルさが増した分ちょっとアホっぽくなったようにも感じたけど、やっぱり賢い子だなと改めて。


涼太マイルス

1幕の涼太マイルスが謎に元気いっぱい勇気りんりんでCV.戸田恵子か。



ちなみに2幕はアンパンマンではなかった。ちゃんとカッコよかった。さしずめ食パンマンといったところだろうか。



それはいいとして(笑)、マイルスナンバーが素敵。目に映る憧憬。早く国へ帰って二人で暮らせよ、と数ヶ月ぶり何度目かのツッコミを脳内で飛ばす。


「実は信じられないのです」のくだり、エドワードもそれに気付いているであろうことを、マイルスも織り込み済みで答えたように感じたのは何故だろう。そして、小松エドワードも答えはわかっていて、敢えて尋ねた。ように感じた。抜群の信頼関係、泣ける。早く国へ帰って二人で暮らせよ。


高瀬泥棒

1枠泥棒ロリ枠ありがとうございます可愛すぎです。

ツインテ可愛い、ツインテというか、きゅるんと輪っかにして先の方を耳のあたりからワサワサと出してるやつ。

帳簿付けの前にかなりの大声で「ヤダーーーーー!!!!」と両足ダンダンして駄々をこねまくるのが可愛すぎてかなり養いたい度の高い高瀬泥棒ちゃん。配当あげようね。


あとエドワードに献上物を断られた後アダの持ってたニワトリに噛み付こうとする高瀬泥棒ちゃん可愛すぎて意味がわかりません。私はその椅子を食べよう(ホラー)。






以上です。

ノートルダムの鐘@四季劇場[秋]2016-12-23M

先週日曜、立ち見で入ろうと並びに行ったらあっさり売り切れてしまったため、満を持して本日初達郎カジモド。(今日は2階前方)(前回も2階前方)

そして宮田エスメラルダと野中フロロー、フレデリック枠も野村さんに、あと他にもちらほらチェンジ。


達郎カジモド

1幕終わった時点で一番印象に残ったのが、ラストの振り返り方。何となく悍ましくてゾッとした。展開を知っているからかもだけど、意味深な振り返り方だった。凄い表情をしていた。そして2幕を見て、それが伏線だとわかる。

(1幕はそのインパクトが強すぎてそれ以外は全部忘れた、可愛かったことしか覚えていません)


2幕がヤバイ激重い。

個人的に前回の引っかかりポイントだった「カジモドの業」、私の中でさらに引っ掻き回された。達郎カジモド2幕ドロッドロ。業が渦巻く。泥の塊のような負の感情が音圧とともに押し寄せて溺れそうになる。苦しい。非常に苦しい。窒息しそうになるメイドオブストーンだった。

そして、カジモドは自分のしたことの罪深さは嫌というほど自覚していてももうどうしようもない、辛い。衝動を抑えられない辛さ。


あと、そういえば達郎さんは一つ一つの言葉が重い役者だったなと改めて。言葉で抉ってくる。2幕マジで辛い。(最近観てなかったから忘れてた)



あ、1幕の話ひとつ、
「笑ったり嘆いたり」的な歌詞(うろ覚え) *1のときに、「嘆いたり」の歌い方がウキウキしていて、カジモドにとってはそんな感情すら羨ましいのだなというのがよく見えて、切なくなった。




1幕の海宝カジモドと達郎カジモドの違いについては以下をもって代えさせて頂きます。


海宝カジモド

達郎カジモド

※画像はイメージです。





宮田エスメラルダ

やっぱり声質が似合う。台詞のニュアンスが好きだな。
ダンスは言わずもがな。身体のラインが、絵画。

声質は合ってる反面、「神の(ブレス)子ーーー↑」のところはボリューム大きくなっちゃうのとちょっと短い。(ポリーのサムワン〜のラストみたいな感じ)

一人の女性としての側面が強い印象なので、フィーバスとのシーンが素敵だった。

岡村エスメラルダとの比較で感じたことを書き出すとポリーの時のそれと大体同じなので割愛。2人とも好き。



大聖堂でのフロローとのシーンで赤ちゃんが泣き出して台詞が全く聞こえなかったのは辛かった…多分やりづらかっただろうな…可哀想に。そもそもノートルダムの鐘に赤ちゃん連れてくる????ねえ?????



野中フロロー

すごい、普通の人。ダンディで穏やかで、少し規律に潔癖なところがあるかな程度。のはずだった。普通の人ってこういう風に狂っていくんだなぁというのをまざまざと見せつけられる。ナンバーラストの目つきがヤバイ人。華麗なる転身。

カジモドへの愛がすごくナチュラル。フロローのエスメラルダへの仕打ちは自分勝手に見えるけど(自分勝手だけど)、同時に「カジモドに自分と(そして弟と)同じ過ちを犯させない」という意志もかなり強く見えるわけで。全部が全部、独りよがりな感情によるものではないんだなと思うと、理解してあげたくなってしまう。

フロローを見ていると性善説に基づいて作られた作品なのかなと感じるね。カジモドも同様。カジモドこそ、そうだね。


エスメラルダに対しては割合ウブだね。

よしつぐクロパン

性善説云々に関して言えば、よしつぐクロパンもそうだな。境遇が境遇だから警戒心バリバリで生きてるけど、フィーバスへの態度を見ていると本来は懐の広い良い人なんだろうなと思うので。エスメラルダのことも見捨てないし。むしろ皆んなの面倒を見る大家族オカンにすら見える。きせきごてんのシーンで「どういうことかわかってんのか〜」*2的な台詞を言いながら登場するクロパンの腰に使い古しのダサいエプロンが巻かれているのが見える。(幻覚)



そういえば「クロパンはすぐに街から抜け出すさ」的な台詞を言う2枠ジプシーは捕まった後どうなったんだろうか。クロパンの不利になるようなことは拷問されても吐かないんだろうな。
そういえば2枠山田さんだった。素顔、初めて見た。ていうかアンサンブルにデュト様2人いるの冷静に考えるとヤバイな。


清水フィーバス

好き!!!!!

以上。(雑)


売春宿に火を付ける付けないのくだりで、決断する時に上から(クワイヤから)ゴッドヘルプの旋律が聞こえてくるのと、その流れでフィーバスもゴッドヘルプの旋律で決断を宣言する流れがめちゃめちゃ好き。フィーバスの人生もエスメラルダが変えたんだよなぁ…


あとやっぱりフィーバスとカジモドの共同戦線が可愛すぎるし切なすぎる。中2階みたいなとこで小突き合いながら救出に向かってるの可愛い。二人ともエスメラルダ大好きだもんねわかったわかった。




そして2回目にしてサトケイジェアン*3が美青年に見えてきました(洗脳完了)。





以上です。

*1:【追記】「喚いたり」嘆いたり、でしたさーせん

*2:【追記】「お前イカれてんのか?〜」のところです

*3:フロロー弟