Le rat mouillé

加藤美南ちゃん(NGT48)と新潟についての愛をまき散らすブログ(予定)。

11/14 オペラ座マチネ、北澤ラウルの共感力、覚悟の話…など

久しぶりに、心臓ぎゅぅっと雑巾絞りされてるような感覚を味わいました。

前回もわりとそうだったけど、一つ前のブログ書いてから「そうだった、私はこれが好きだったんだ」というのを思い出して、それから見たら「ああ、これだ……これだった……!」となりながら見ていたので。
そして新しい発見もあり。


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本日のキャスト。

ハンニバルリハ

カーラTOM中の支配人ズが良く見える席だったので、久々に増田アンドレさんのご機嫌なエア指揮を見られて満足であった。
あとクリスTOM始まってから、ハッ!となっていいじゃんいいじゃんって顔してるのは初めて見たな?前に見た時は反応薄かった気がする。
そして北澤アンドレのここの表情を見逃していたことに気づいた……。

河村カーラ、前奏は2小節でって言われたことに注文つけようとして、フィルマン氏に「2小節で十分!」って言われちゃうところ、一瞬「は?」って顔するけど、すぐ「まあいいわ」って顔になるので、意外と寛容なカーラさんだなぁと。
まあそこで我慢した分「ええ〜〜よくある異常なことなのよもうしょっちゅう!!!」の爆発力が半端じゃないけどww
そして「ウバルド、行きましょう」の後の真顔のときに「フンッッッ!!」っていう鼻息の音が聞こえて(マイク拾ってたのかな?)、結局プリプリなカーラさんでした。

TOM

随分昔のツイートを引っ張り出しましたがいちいち書くのめんどくさいので引用(笑)
相変わらずお喋りしてる北澤ラウルさん。

あ、歌終わりの照れ笑い、結構ありました。
「取り乱しちゃった恥ずかしい///」的な。
恥ずかしがる子爵様。
書いてみて気づいたけど、この字面、アカンやつ…。

地下

佐野さん、マイクが拾うブレスの音に鼻がすすらさる音が混ざっていたんだけど風邪でも引いているのだろうか。
ここで謎なのが風邪引いてるっぽいのに先週より歌の調子が良さそうなところだよ!
どんな構造だよ!
MOTN後に楽譜ガリガリ書いてるところで必死に鼻すすってました。
それを見て、そういえば劇団四季って鼻からしかブレス取らないんだっけ、と思い出し。
劇と関係ない話ですいません。

マネ1

「会いたいな…」
「いいえ、会わないでしょう」
のあとしょぼんとする子爵様可愛い。
しかしそれ以外は相変わらずカリカリしてて怖いww

プリマドンナの重唱が、すごいです。
河村カーラ、こないだの登板のときは大丈夫かな?と思っていたのですが、今回は良い感じ。

屋上

「大丈夫だ」「悪夢などないよ」「夢みてるんだ信じて僕の言うことを」
などなど、その力強い歌い方は安心していいよって感じもあり、何故信じてくれないのか、信じてくれっていう感じもあり。
オントナで言ってた上から目線、ではないけど、亭主関白感。

下手から「クリスティーヌ!」って呼びに行くとき口が「おいで」の形に動くのを見て、ほ、包容力が人の形して歩いてる…!と思うのでした。

そうそう、AIAOYの表情がよく見える席でしてん!(上手の住人再び)

最初の決意めいた表情から、クリスの歌を聞きながらだんだん柔らかい表情になっていくその変遷がたまらなく好きなんですよ…。
そしてそれとは逆に歌い方はクリスを落ち着かせる優しい感じからどんどん覚悟を決めてくように力強くなっていくのがたまらなく好きなんですよ…。

そういえば、上手で跪いてるときの北澤ラウルの表情が、口角上げて微笑みたたえてはいるんだけど目が記憶してたより5倍は真剣だったのでドキッとしました。
守るからね、安心して。という声が聞こえてきそうであった…。

マスカレード

クリスのことチラッチラ確認する北澤ラウル。
そしてクリスが笑顔であることが確認できると本当に嬉しそうな顔をする北澤ラウル。
クリスのことをすごく心配してたんだね…。
っていうかシャンデリアが落ちてからのクリスがよっぽど凹んでたんだろうね。当たり前だけどブログのコメントに気持ち悪いと書かれた私なんかよりもよっぽど凹んでたんだろうね。
(根に持つタイプ)(コメントは削除済みです)

あ、お姫様だっこの前、迎え入れるときに「おいで」って口が動くのを見てほ、包容力が人の形し以下略。
やっと会えて、クリスも笑顔で、ホッとしてるというか、嬉しそう。

ていうか書くの忘れてたけど水曜日はなんかどっかで北澤ラウルの前髪が乱れてしまってフライングFinal liarみたいになってて笑ったww
早い早い!!wwと思って見てたら顔をサッと振って戻しておられた。


そして大サビ(?)前の、クリスとおててつないでグルグルしてるところでクリスの楽しそうな笑顔を見ながら今日一嬉しそうな笑顔を見せる北澤ラウルさんでした。

マネ2

寒色の照明のとこから暖色の照明のとこまで歩きながら、優しく声をかけている北澤ラウル氏の包容力よ。

上手でアンドレと話しているところ、北澤ラウルさんはアンドレに何かを指示してるっぽかった。
そんで増田アンドレさんが何かをどうかしようと試みてるのを北澤ラウルは見てて、増田アンドレさんが北澤ラウルの方を振り返ると(表現見えなかった)、やってくれ的な表情をしてる北澤ラウル。
おお、子爵様…。



「断らないでくれよ!」「奴を助ける気か」
疑ってる。超疑ってる。
私思ったけど、北澤ラウルって一番敵に回したくないタイプ。

クリスの「やめてちょうだい!」からクリスを迎えに行くとき、名前は呼んでなかったけど何か言ってました。
おお、ごめんよ…でも…でも…!って雰囲気。
「クリスティン、クリスティン、任せてくれ」からはほんっとに優しい。
北澤ラウルは歌い方の表現が本当に上手。
優しすぎてこっちまで洗脳されそうで怖い。

「今度泣きを見るのはお前の方だ!」
は、人生で初めてうまくいかない問題が生じて、ムキになってる…というと語弊があるけど、望むところだ、みたいな感じ。

墓場

ここで、おっ?と思ったんですけど。

「ここへおいで〜」とファントムが現れたところの、
山本クリスの「天使の声が聴こえる〜」
からの声の跳ね方が違くて。
それまでの泣きそうな歌声からの、
ドキッとして本能が心惹かれているような、嬉しそうな歌声。

ここで山本クリスに「おっ」となったの初めてだったので記録しときます。

そして北澤ラウルの「やめーろ!〜」も良かったです。こないだはなんかヘタレてたけど今日は決然としていました。
あとここで直接クリスのファントムに伸ばした手を引っ張って降ろさせるのって北澤ラウルだけ?なんですかね?
亭主関白感がある。
しかし「ラウル馬鹿な真似はやめて!」と言われ引き下がるラウルさん。
さっきクリスの言うこと聞かなかったらそっぽ向かれちゃったから今度は言うこと聞くラウルさん。頑張れ。

ドンファン本番前

「君!」「そこから5番ボックスはよく見えるか」で指をささない北澤ラウル様は人を顎で使う感じが最高に子爵様っすね。

ドンファン

ベンチに座ってるファントムがクリスに背中を触られて、はうっ………!ってなってる動作が切なくて惨めで哀しいよね。
フードの奥でどんな表情をしているんだろう…と考えるともっと哀しい。



そして、ファントムのAIAOYに乗せた愛の告白を聞いている北澤ラウルがなんかすごい表情をしていた気がした…暗くて詳しくは見えなかったけど。

北澤ラウルは、共感力の強いラウルだと思うんですよね。

それまでラウルはファントムと2度しか対面していないし、マダムからファントムの生い立ち聞かされたくらいじゃファントムがどんな人物なのかよくわからないし、この時点でのファントムについての認識はクリスを追い詰める悪魔だとか殺人鬼だとかどうやら奇形らしいとか、表面的なことじゃないですか。


でも、そのファントムが、今まさに目の前で愛する女性に向かって溢れ出る思いの丈を必死に伝えている。

クリスを追い詰める殺人鬼もまた、クリスを愛している、ただの一人の男だったわけです。

それについて気づいたとき、ラウルが同じ一人の男として心の奥底で感じた少しの共感が、本能的に「射殺してはならぬ」と訴えたのではないでしょうか。
だから、止めた。

そしてそんな感情が沸き起こってきた自分に、それはそれは驚いたのでは…。




哀しすぎてまた文章を書く手が止まってしまった(笑)

共感力が強いと書いたのはそういうことです。
あと共感力というとAIAOY前の屋上の「♪クリスティーヌ…クリスティーヌ…」で握りつぶす気かというほど力強くクリスの手を握りしめる手を見てても思いますね。
辛かろう…っていう。
言い方悪いけど同情。的な。もっといい表現ないのかなこれ(笑)
その辛い気持ちを共有してて、なんとかそこから解放してあげるからね、っていう意味での同情です。



湖に飛び込む前にラウルの深呼吸の音が聴こえるんですけど、それが決意の音に聞こえてすごく好き。


2幕地下

柵をくぐって「クリスティーヌ…!」と囁きながら抱きしめるその動作がすっごく優しい。ここでも共感力というか。辛かっただろう、もう大丈夫だよ…っていう感じ。
ここは山本クリスもオフマイクで「ラウル…」って言うとこだね。


「許してくれ」「君を思ってやったのだ」
のやるせなさ情けなさ悔しさがすごくて泣きそうになりました。
「君を思ってやったのだ」は音が結構下の方から上がる上行形だから特に、悔しさ、情けなく思う気持ちがすごく見えて辛い。


そして、
命はここで消えても 君への愛に生きる。
と、覚悟を決めたラウル。

「命は惜しくない」
は、決意表明なんですよね、北澤ラウルの。
どんだけ人間出来てんだよ。
そしてまた怪人のコンプレックスが刺激されるという。
いっそのこと戦いを挑んでくれた方がどれだけ心が楽であったか…


オンマイクでの「クリスティーヌ!」は、
僕の言うことを聞いて!という雰囲気が強く出ていました。



そして、クリスとファントムのキス後、
ファントムがラウルの方を見ると、北澤ラウルは命を捨てる覚悟を決めた表情をしているんですよ。
それもまた、ファントムの大きな決断への後押しになったのだろうな、と感じました。


あとクリスを連れて出て行くときの表情を見れたんだけど、やっぱり「1人にして欲しい〜」からのファントムの言葉を聞いた北澤ラウルは、驚いた様子を見せたあと何かに気づいたような表情をしていました。
ここも、同じ男として何かを感じたんだろうな。
そしてまたクリスの表情を確認しながら連れ出す北澤ラウルでした。




前回書かなかったこと中心に書くつもりだったから短くまとめられるつもりだったのに意外と長くなってしまった。

まあなんかあーだこーだ言ってますけど結局何がいいって歌声の表現力なんですよ、だからそのへんをあまりうまく言葉に出来ないのが悔しいですね。
すでに長ったらしく書いてますけど。
耳が幸せ。




以上でーす!
キャス変怖すぎて気が狂いそう!
(うん、もう狂ってるね、そうだね!)