レポート『幕間猫について』
※ネタバレを多分に含みます
1.幕間猫とは
現在上演中の「キャッツ」札幌公演。その幕間には舞台上を歩いて見学できるサービスが行われており、その見学サービス中にステージの方々から猫が1匹ランダムで登場する。
これが所謂“幕間猫”と呼ばれているものである。
2.幕間猫出現のタイミング
幕間猫が現れる時間は、休憩時間の開始から概ね10分後である。
即ち、舞台上で幕間猫を観察したい場合は、そのタイミングを舞台上で迎えることができるよう計算した上で列に並ばなければならない。
休憩開始5分後もしくはその前後で列に加わるというのが一つの目安として挙げられるが、その日の幕間猫の出没位置や見学列の長さ、列が進むスピードなどの影響が大きいため一概には断定ができない。
3.幕間猫の出没位置
現在は各公演毎に以下の15匹が以下の位置に、以下の順番で現れるのが通例となっている。*1
カーバケッティ 【上手】ボンネット付近
ジェミマ【センター付近】タイヤ上
タガー【下手】猫道(2階通路部分)
マンゴジェリー【上手】ボンネット上
ボンバルリーナ【上手】ハンドル横付近
スキンブル【下手】ソング登場位置から蓋を開けて出現
コリコパット【下手】オーブン上
タントミール【上手】猫道(2階通路部分)
ランパス【下手】猫道(2階通路部分)
ギルバート【下手】オーブン周辺
ヴィクトリア【上手】猫道(2階通路部分)
マキャヴィティ【上手】ソングソロ位置
タンブル【上手】タイヤ〜ボンネット付近
ディミータ【下手】土管?
確認不足で曖昧なところがあるものの、以上が登場位置となっている。
舞台上ではなく客席から幕間猫を狙う場合は、【】内が見切れることのない場所から眺めていると高確率で観察が可能である。
しかしここで考慮すべきは、低い位置に現れる猫の場合は見学客に隠れて見えなくなってしまう可能性も否定できないという点であろう。
4.幕間猫のローテーション
幕間猫の登場順番は上記の通りである。
これを上演スケジュールと照らし合わせることで、幕間猫のスケジュール把握が可能になる。
【追記】11月中旬までの早見表も一応載せておきます*3
5.幕間猫の態度
幕間猫は、現れる場所が様々であれば現れ方や態度も様々である。
するりと出現し毛繕いをする猫もいれば、見学客を威嚇するような登場の仕方をする猫もいる。
しかし、多くの幕間猫に言えることは、「人間を警戒している」もしくは「興味がない」など、その態度が本当にただその辺を歩く“野良猫”に近いということである。
(下方を歩く見学客と触れ合おうと下手猫道より身を乗り出していた某猫も確認済みのため、その限りではない)
もちろん、これらの挙動については猫による違いと合わせて中の人による違いも大きく影響している。
6.幕間猫についてのまとめ
幕間猫の魅力とは、その偶然性にある。
従って、このようなまとめは間違いなく邪道であると言える。
しかしある特定の方面へは役に立たないとも言えないとも考え、知り得る限りの情報をまとめるに至った。
邪道であるという考えは変わらないため、勝手ではあるがこの記事を読んで何か行動を起こすことがあればあまり声に出さずひっそりと事を運んで欲しいと考えている。
この記事が、何処かで何方かのお役に立ちますように。