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Le rat mouillé

ポイズン

はじめてのさんせっとおおどおり@赤坂ACTシアター 7/18S

初見にして濱田さん柿澤さんペアの千秋楽というタイミング。



ええっとまずそもそもとして年上女性×年下男子の組合せなら何でも萌え転がることが出来るタイプの私としてはこの物語はもう好きじゃないわけがなかった。

そこに、ALWの甘くて優しくて 微量な不気味さを孕んだ旋律と変拍子





……………最高では。



オペラ座と言われる作品のようで、まあそれもあるけど私はどちらかというとJCSのことを思い出しました。

ノーマがマックスによって祭り上げられて完全に収拾がつかなくなっている様子はそのままジーザスを思い起こさせたので。

もしかしたらALWもそう感じたところがあったのかなぁなんて、場面転換で度々聞こえるあのJCSみのある不吉な風の音に勝手に想像を膨らませておりました。


うろ覚えでアレなんだけど、確かサロメって周りに正しいことを言う人がヨカナーンしかいなかったのではなかったっけ(そのせいで殺されるけど)。

ノーマも、久しぶりに外に出たってデミル監督にしろ警備員にしろ事実を言ってくれる人は結局一人もいなかった訳で、
正しいことを言ってくれたのはジョーだけだった訳で。
そしてそのせいで殺されるけど、サロメと違って殺害動機がノーマのノーマ自身への愛のためであって。

生意気にもまっすぐな瞳で耳の痛い真実を訴えるヨカナーンに惚れた(んだっけ?)サロメと、
生意気にもまっすぐな瞳で耳の痛い真実を伝えてくれたジョーを迷いなく(?)殺すノーマ。

サロメよりやばいやつでは…?
(うろ覚えなのに比較語りして申し訳ない)


撃った後の、拳銃を構えたままのノーマの佇まいがすごく冷静に見えて恐ろしかった。
逆に憑き物がとれたような雰囲気に見えました遠目からは。


無に見えた。

席が遠かったのでどんな表情だったかがわからなくて残念。
(大阪公演に行けばいいじゃない!と私の中の悪魔が囁くが日程的に無理だよフラグじゃないよ)



あと何故だかわからないけどノーマ邸のシーンを見てる時はなんだかずっと「ベニスに死す」の映画のラストの方を見ているような気分でした。

なぜだろうね。
多分“甘い旋律”と“年寄りの片想い”ってところだと思うけど。

いや片想いかどうかというところはうん、まあいろいろあるけど(濁し)。





かっきー澤さんは元四季感ゼロやなと思ったら在籍期間が短かったと聞き。
普段母音法の恩恵を受けている身としては台詞が聞き取りづらい面もあったけど、

(というかジョーの台詞は大変だよね)

でもかっきー澤さんは声色のテイストの扱い方がすごく上手で感情が伝わってきやすくて素敵でした。
後半は聞き取りづらさも気にならなかった。


まあそれはどうでもいいんですが、
ジョーって野良犬のようだけど優しいんだろうなぁ…って感じが良いなぁと思いました。ジョー好き。
でもジョーのその優しさは強さではなく弱さだなぁというところがまた人間臭くてじんわり染み渡るね。(?)


可憐さが美しいってわけわかんないけど可憐さが美しかったのだよ(投)。

あの周りだけ引力おかしなことになってる感。


結論これ。
マックスとかベティのことは全然まとまらないから自重。

マックスはラストの階段でのセリフが全てを物語っているのかなぁと。
あとベティちゃん可愛い。
アーティはどんまい。



以上。