ねえ人類、何故「加藤美南」を推さないの?
いきなり大きすぎる存在を相手取る
加藤美南を推すべき3つの理由
その1 顔が可愛い
身も蓋も無いが、顔が可愛い。ただ「顔立ちが端正」というだけではない。「顔がインスタ映えする」としてネットニュースにもなったが、要するに顔が可愛いのは当たり前で、更に顔がお洒落なのだ。加藤美南の場合、お洒落は顔からだ。強すぎる。向かうところ敵なし。お気に入りの帽子を齧り倒す飼い犬まろん以外、敵なし。
さらに、加藤美南は鼻が高い。父親譲りらしい。鼻のラインが綺麗すぎるせいで、オーディションの審査員に整形を疑われた。危うく落とされるところであった。「綺麗であること」が逆に彼女の進路を絶とうとしたこのパラドックス。
肌も綺麗だ。肌が綺麗すぎるせいで、高校(メイク禁止)の時に先生から「ファンデーションを落としなさい」と怒られた。理不尽である。美人の宿命。私などには一生縁のない類の理不尽。
顔に関する本人評は、「ちょっとは可愛い」が「鉢がないのが気に入らない」らしい。贅沢か。
(個人的に一番おすすめなのは顎の下。笑うと谷が出るところに猛烈なときめきを感じる。谷の上側が少し硬さを帯びる感じと下側の柔らかさの差異が最強。ただ本人的には二重顎っぽくてあまり気に入っていないもしれないので本人に伝わる場所では絶対に言わない、言えない、ので、もどかしい、しかしながら最高なので誰かと気持ちを共有したい、誰か分かってくれ。)
理由その2 頭がぶっ飛んでる
どう表現するか迷うところだが、ぶっ飛んでいると評されることが多い。
- キャベツとレタスの違いを最近知った
- 野菜の王道と言えば「オクラ」
- 「雲」を漢字で書けない
- 明々後日のことを「あささって」
- お参りのことを「お見舞い」
- 浴槽をカビキラーで洗い、ママに怒られる
- アイドルなのにウサギが苦手
- そもそも動物が苦手
- 杏樹の飼い犬をヤギと勘違いした上、「ヤギって日本でも飼えるんだぁ」という感想を残す
やばい。
「世間知らずのお嬢様」という簡単な言葉では済ませられない。
突拍子も無い言動・行動が多く、見ていて飽きない。驚きの連続。単純な子のように見えて、実はいつでも謎に包まれている。
君は、彼女を解読できるかーーー。(煽り文)
しかし本質はとてもピュア。モバイルメール等では、擦れた大人たちがスルーしがちな事象をピュアな着眼点で拾い上げることがあり、忙しい毎日を過ごす大人たちに安らぎと少しの余裕をもたらす。それはやろうとして出来ることではない。加藤美南の豊かな感性の為せる業である。
想像して欲しい。仕事で疲れ切っている時に、まるで幼女のように純粋なメールが届くのだ。それまでの疲労感は全握握手券1枚分のような速さで消えてゆく。まさに国民の姪っ子といったところか。
また、重度の美容オタクであり、インスタではおすすめコスメやメイク術を動画で配信している。(よくわかんないけどめっちゃ楽しそうな美南ちゃんが見れるよ!)
しかし、そのわりに数ヶ月前までは「化粧水は使わない」と発言するなどしていた。
ただその後「SK-IIを使い始めた」といきなり高価格帯の化粧水に手を出したかと思えば、インスタ動画では「電子水」なる最先端の化粧水を紹介しており、そのスピード感は凄まじい。
君は加藤美南の速度についてこれるかーーー。(煽り文)
枠にハマらないフリーダムな振る舞いは、今の環境に窮屈さを感じている人にとって刺激になるはずだ。一種のカタルシス。余計なしがらみや固定観念を身にまとっていたことに気付かされ、解放されるのだ。自己啓発セミナーか信仰宗教かの勧誘のような文句だが、実際世が世ならきっと本人の意思ではないところで信仰対象に祭り上げられてるタイプ。
あと特に趣味もなく日々が退屈に感じている人、マジで加藤美南を推してみて欲しい。毎日可愛いし面白いから。目と心のお薬だから。お薬だから中毒になる可能性はあるし責任は負いません。
理由その3 パフォーマンスが素晴らしい
これが一番の理由。
パフォーマンスが素晴らしい。
加藤美南は楽曲を生きる。
これについてはひとまず公演の動画を見て欲しい。DMMで配信してます。
動画を見て良かったら、劇場へ足を運んで欲しい。特に関東圏のオタク、新潟は近いぞ。近いし、ご飯が美味しい。新潟へ行くことのデメリットが逆にない。楽しいよ。
私が一番好きなのは、「目線」。
活発でバイタリティ溢れるアクロバットガールだったのが一瞬で血の気のない蝋人形のような表情になったり、野生的で獰猛な“イイ女”になったり…彼女は語彙力の全てを犠牲にして表現力を手に入れたのだと思う。一つ一つの仕草が意味深で、“解き明かしたい欲”を掻き立てる。想像力を湧き立たせる。
加藤美南は存在が芸術なのだ。
理由その4 人間性が可愛い
「“3つの理由”ちゃうんかい」と突っ込んでくださった鋭めの読者がいるかはわかりませんが私はよくあるダイエットエクササイズの「○○を3セット15回!」も途中で数が分からなくなって投げ出すような深刻なソレなので
先述の通り、加藤美南はぶっ飛んだ人だ。
しかし、しっかりしたコメントを求められる場においては的を射た発言が出来る人でもある。
NGT48結成当初はメンバーからもファンからも「しっかり者」と見なされていた。18歳になるまで赤ずきんちゃんの存在を知らなかった程の人が、「しっかり者」と思われていたのだ。これは加藤美南を最も謎めかせる要素のうちの一つであると感じる。
ただ知っておいて頂きたいのは、彼女のパフォーマンスに対する意識の高さだ。これはパフォーマンスを見れば一目瞭然であるため、割愛する。
また、グループに対する姿勢も、実はとても大人だ。最近は総選挙のこと(後述)もあって頻繁に口にすることはないが、これまでの発言からは冷静で的確な考えを持っていることが伺える。
メンバーとの関係性にも、加藤美南を加藤美南たらしめる要素が多く見られる。「大きな円の中に小さな円ができてしまうとちょっと」という理由から、特定のメンバーと仲良くすることは避けているという彼女だが、自身のアンダーを務めるメンバーに時間の許す限り親身になってダンスを教えたエピソードや、ダンスに不安があった高倉萌香とは加藤美南の自宅で夜遅くまで一緒に振りの確認をしたというエピソードも語られている。情に熱い人なのだ。
理由その5 芸術家
百聞は一見にしかず。
加藤美南とAKB48選抜総選挙
2017年の選抜総選挙において、荻野由佳を始めとする多くのNGT48メンバーがランクインしたことはご存知だろう。16位以内の選抜メンバーには3名、アンダーガールズ以下にも7名が入り、「NGT大勝利」と言える結果となった。
その順位発表の際、「NGTメンバーがランクインする度に他のメンバー達も一緒になって喜ぶ光景が微笑ましい」と話題になった。
これについて他店の某メンバーは「こっちは順位が下がったり納得のいかない順位だったメンバーもいるから微妙な空気になったりもするけど、NGTは去年ほとんどランクインしてなかったんだから今年誰が入っても「わーおめでとう!」ってなるのは当たり前じゃん(ニュアンス)」と言った。
誰かがランクインする度に皆で喜びを分かち合っていた光景は新興グループならではのものだったかもしれないが、あの微笑ましい姿はNGTの躍進を印象づけるものであった。
しかしその歓喜の中、誰にも悟られないよう、一人だけひっそりと悲しみに暮れるランクインメンバーがいた。
加藤美南だ。
2017年の総選挙で71位。前年にNGT生え抜きメンバー唯一のランクインとなった76位から、5つランクアップ。
順位が発表されると、彼女はメンバー皆からの祝福を受け、笑顔でステージへ向かった。
そしてステージ上で感謝の言葉を口にした。
順位は上がったとは言え、躍進したメンバー達からは取り残されてしまった。にも関わらず、悔しそうな様子は微塵も見せなかった。
後日、彼女はその時のことを「順位に対して『悔しい』と言ってしまうと投票してくれた人に失礼になるから、素直に言えなかった」と語った。
その数ヶ月後、ついに彼女は感情を爆発させた。
総選挙の一件が尾を引いていること。
ファンの人やメンバーに弱いところや努力を見せたくなくて、ひとりぼっちで悩んでいたこと。
今の自分を好きになれないこと。
そして、そんな状況を変えるために頑張ると、覚悟を決めたこと。
そこからの彼女の頑張りは、目に見えて明らかだった。
モバメの件数が増えた。インスタでメイク動画を上げ始めた。フォトログでは「今日の皆見な!」と題した投稿を始めた。「#みなの日」や「加藤美南センター試験」など、企画を立案し開催した。
彼女は今、目に見えて生き生きしている。
パフォーマンスが優れているからといって出世できるようなAKBグループではないことは百も承知だ。
しかしこんなに魅力的で楽しく愉快なアイドルが埋もれてしまっている現状に、疑問を抱かざるを得ない。
普段楽しませてもらっているお返しとして、私は彼女の選挙戦を全力で応援したいと思っている。
本来私はそんな従順な考えに至るオタクではなかった。私はあくまで消費者。以前はファンに対する呼称すら受け入れられない器の小さなオタクだった*1。彼女が結果を残せなかったなら、それもまた彼女の人生である。私はそれを外野から眺めるだけで良い。そう思っていた。
しかし加藤美南は、意を決してファンに助けを求めた。「人前で泣くのはみじめなことだよ」とまで言ったらしい加藤美南が泣きながら本音をぶちまけるまでに、様々な葛藤があったことは想像に容易い。
結局何故私の考えが変わったかと言えば、彼女の実直さに感銘を受けたからである。反吐が出るほど月並みな話だが、彼女にはそれだけのパワフルさと影響力があった。
私は彼女を尊敬している。彼女の生き方を見習いたいと思っている。故に、彼女のように素直に、実直に、彼女を推すことにしたのである。
とはいえ、私は石油王ではない。兼オタを辞めて専オタになったところで、注ぎ込める額はたかが知れている。(追記しとくと専オタにもなれそうにない)
石油王ではない私が出来ることと言えば、「加藤美南のオタクめっちゃ楽しいよ!」ということを広くアピールして興味を持って頂く他ない。
☑️顔の可愛い子が好き
☑️刺激的な毎日を送りたい
☑️強がりな子にときめく
☑️素直になれなくて悩んでいる
☑️犬が好き
☑️楽しい趣味を探している
ひとつでも当てはまったあなた、加藤美南推しの才能があるので手始めに加藤美南のインスタをフォローされたし。
とにかく目の保養と刺激的なオタク人生をお求めの方にはうってつけの人材だ。推すより他ない。
というわけで
ねえ人類、何故「加藤美南」を推さないの?????
☟☟選挙対策委員会のホームページ☟☟
*1:ファンの呼称について私自身は割り切れてるけど、排他的な雰囲気に繋がりかねない&縛り付けられる感覚があることは未だに考えるところではあります