涼太ラウルのAIAOYをソワレに聴いたせいです。オペラ座の怪人@静岡市民会館 2018-7-28
何年ぶりよ?!
※横浜オペラ座以来1年1ヶ月ぶりでした
最後に見た公演の感想ブログ書けなかったけど、初日は冷静で大人だった神永ラウルに数ヶ月で屈強さと情熱が加わっていて、こっちのパターンも良かったです。初日からのキャラの変遷がなんだか既視感ありましたね。(1年越しの感想)
一緒に行った非ヲタのお友達(何故か涼太さんのことだけ「涼太」と呼び捨てにする)は、神永ラウルと山本クリスのペアがいたく気に入ったようでした。
今回はなんとな〜くふとオペラ座のことを思い出して、なんとな〜く週間キャストを見たら涼太ラウルだったもんで、なんとな〜く静岡に行って。台風の中。浦島すぎてね、前の週に開幕したばかりだったことすら知らなかったんだけど。まあ、良くて。オペラ座への熱量を思い出しつつあるところ。
これは私事なので誰が悪いとかの話ではないことを前提に書くんだけど、
私はラウル厨で。久保クリス爆誕以降はクリスも推してて(推してて?)。
特にラウルの解釈や立ち位置は、私の作品解釈に絶大な影響を及ぼすわけです。
新ラウルデビューにラウルの演出変更が重なった上に、結果的にデビューしたばかりの頃から観てきた山本クリスが120°くらいキャラ変してしまって、オペラ座という作品が遠いところへ行ってしまった感覚があったわけです。(クリスのキャラ変については後述。キャラ変自体は良いけど山本クリスは山本クリスとしてずっと存在していて欲しかった…という面倒くさい願望です。)
端的に言うと、感情移入しにくくなっちゃった。まあ“私が”感情移入しにくくなっただけの話であってね。作品はずっと続くし、「2人は別れを告げるけれどどうぞ私のようなオタクなど置き去りにして突き進んでね…」と旅立つオペラ座さんを見送った、そんな感じ。
今思うと完全に私のメンタルの問題でしかなくて笑うけど(笑)、足が遠のいていた期間がちょうど冷却期間になって良かったです\(^o^)/
久しぶりにオペラ座記事を書くので牽制しておきますけど、私はラウル厨かつクリス推しなだけで別にファントムが嫌いなわけではありませんのでよろしくお願いいたしますよ!!*1
まず全体的に色々
台風が来てたからね!(私も日帰りの予定だったけど急遽静岡に泊まった)久々すぎてマイナーチェンジなのかたまたまなのか分からないところが多いんだけど楽屋の前あたりでなんか変なが追加になってるからまたアレンジ変わったのか…?と思ったらただの一斉に鳴り始めた緊急アラームだった()
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
この日誰かが音を外してたとかいう訳じゃなくて、むしろ逆で。綺麗な和音になってしまい「惜しい」と思った箇所があったので、面白いな〜〜と。オペラ座って便利な演目じゃない?音取れなくて不協和音になっても「ここはファントムへの恐怖を表すためにわざと不協和音になってるだけで楽譜もそうなってますけど?」みたいな顔できるからw
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
マネ1もマネ2もテンポがだっるいのは横浜以降ずっとあれなんかね?すっごいダルいけど初見向けに分かりやすくしてるならオタクは黙る、黙るよ
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
でも音源は横浜あたりで録り直したのかな?音自体は凄く良くなってて嬉しい〜!前の音源はガッサガサだったもんね…。
名古屋ぶりに観た涼太ラウル
横浜が始まって新ラウル達がデビューした時はもうアラフォーラウル達を気軽に見られる状況もないんだろうなぁ〜と思ってたけど気付いたら一周回ってまた涼太ラウルしかいないターン来てるのウケる
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
涼太ラウルが涼太ラウルになってて本当に涼太ラウルだったので泣きそうになった あとでまとめよ
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
名古屋の自己犠牲型ラウルが涼太ラウルの中で一番好きだったんだけど、やっぱり私の中の涼太ラウルってこうだな!!と静岡で再確認しました。もちろん良い意味です。自己犠牲ラウルが恋しい気持ちもあるけど、涼太ラウルが元気ならそれでいいです。でもカテコ最初の方は相変わらずやつれていて怖いので、おじいちゃんラウルの様子を思い出して泣きそうになる。カテコを地続きで見ていいものか分からないけど。
TOMで涼太ラウルが転調キーで歌い始めた瞬間の感慨深さが本当に凄くてむしろ私が「あれは…涼太ラウル…!ブラーヴァー!!」ってなった きっと私はおばあちゃんになってもあの時の心の震えを思い出しては語り続けるだろうと思えるくらい高まった
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
演出変更を象徴する最初のシーンはTOMの転調だと思うんだけど、そのシーンをずっと観てきた涼太ラウルで観て(聴いて)、込み上げるものがあった。
同時に、これで私は新ラウル達のことも素直に楽しめる気がする、と思った。新ラウル達の登板も待ってるぜ!(まあ楽しめてなかった訳ではないですが)
最後に涼太ラウルを観たのが名古屋の大人び成熟型ラウルだった時なので、今回の印象としては貫禄と凄みがつきつつもキャラ的に一生懸命で若気の至り寄りにメーター振れてるなと思った、ので、涼太ラウルが必死になればなるほど涼太ラウルだけが蚊帳の外で2人の間には絶対に入れないのが見てて辛くて…
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
涼太おじいちゃんラウルの弱り方と切羽詰まり方が怖かったの、クリスのためにもがけばもがくほど苦しくなっていってファントムとクリスのキスシーンはもうこの世には絶望しかないみたいな顔してクリスの気持ちとか考える余裕もない程の絶望感で、そりゃおじいちゃんになっても心の傷癒えてないわな…と
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
マスカレードも登場してしばらく警戒心バリバリで守護神モードだったのよ…怖かった、カッコよかった
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
贔屓の登板も待ってます(切実)(自業自得)涼太ラウルはあの演出によって中身若返るタイプなの??じゃあ今は北澤ラウルが大人び成熟ラウルになってるってことです??(質量保存の法則)
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
結局、涼太ラウルのおかげで演出変更をだいぶ受け入れられた気がする。作品の本質は何も変わってないと気付けた。私の好きなオペラ座だ!と思えた。やっと。笑
あと支配人コンビも増田青木ペアだったり、マダムも早水さんだったりで、私にとって馴染みの深いキャストが多かったのも要因の一つでした。完全にこっちの事情なのでオペラ座さんは何も悪くないです。
岩城クリスティーヌ
岩城クリス初見なんだけど声質の恵まれ方が凄すぎてその他の気になる点が全く気にならなくなるくらい凄い、声質が凄い
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
高音がすっごい伸びるのと中低音が伸びないそのムラが大きいのと響く母音と響かない母音の差もまあまああるのでAOMとか若干気まずくなるタイムがあるんだけど2幕がすこぶる良かった
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
岩城クリスの粘り気と弾力性兼ね備えた美しさと迫力のある声質で色々とねじ伏せられるこの感覚、デジャヴ感あるなと思ったら高井ファントムです
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
色々と文句もあるんだけどいかんせん声質が良すぎるので全てがどうでも良くなるし今日岩城クリスに全然感情移入できなかった、ただ聴き惚れるばかり笑
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
まあ久保クリスも演技力で全部ねじ伏せてたし…
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
それより久保クリスが名古屋オペラ座以来登板してないのまじか正気か???そして名古屋オペラ座が2年前という事実に衝撃を受けている 私はまだ2年前を生きているのだ
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
岩城クリスアミンタ、椅子に黒スカーフを掛けるとき苫クリス並みの雑さでサッと掛ける割には椅子にちゃんと綺麗に掛かってて何故か感心してしまった
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
いや、苫クリスが雑すぎるだけだよね?!w ぐちゃぐちゃのまま進めるもんね?!ww 山本クリスも久保クリスもわりと丁寧に掛けてた気がするし朧げな記憶だけどはるクリスもあそこまでぐちゃぐちゃではなかった気がするよ!w
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
今どうしてるかは知らないしどうでもいい話だけどあの雑っぷりを思い出してちょっと笑った笑
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
岩城クリスすごい落ち着いてるからビジュアルは年齢低めだけど精神的には大人だなと思った。わりとしっかりしてるように見えるから、夢見がちというより「ちょっと変な趣味してる」感じというか。エンジェルについてもパパが送ってくれたどうこうではなく自らの価値観で判断してついて行ってるイメージ
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
演出変更以降のクリスはファントムに対してブチ切れたりするほど深く踏み込む、つまりファントムにとって初めて自分と向き合ってくれた相手(かもしれない)、そして向き合った結果としてあの結末を選択する、という関係性を役者個人の自由解釈レベルではなく演出として付けてるのかなと私は思うんだけど
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
それってつまり久保クリスのファントムとの関係性に感じてたことそのままなんですよね、もちろん演出変更前でしたけど、っていう、それだけです
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
「私を選ぶかこいつを選ぶか」の時にファントムとラウルの間に入るとこ、以前はほぼ誰のクリスでも「ラウルを守る」というニュアンスだったと思ってて(ファントムガチ勢の久保クリスでさえも)、唯一「ファントムにもう人殺しさせたくない」の意味合いだったのが山本クリスだと思ってたんだけど→
— ひっ (@hksw01) 2018年7月29日
横浜の演出変更以降は山本クリスも完全に「ラウルを守る」のニュアンスになってしまったなと思った記憶があって。でも今回久々に観たら岩城クリスが手を広げるだけでなく佐野ファントムの方にズイズイと迫っていたので→
— ひっ (@hksw01) 2018年7月29日
「もう人殺しさせたくない」とかいうレベルではなくもはや「ねえもうやめて!?ね?!やめよう?!」と説得にかかっている感じになっていたのであまりの強さにちょっと笑った。あれは岩城クリスだけじゃなく演出として付けてるやつだよね?絶対久保クリス似合うから早くやって欲しい
— ひっ (@hksw01) 2018年7月29日
PONR下手のリンゴ→ゴブレットの時にクリスが能動的に持ち替えるようになったのって横浜からだっけ?『リンゴ(少女)からゴブレット(大人)へ』という意味があるとイベントで聞いた気がするけどここの変更は大きな意味を持つよね…と思った、まだ上手く言葉に出来ないけど。
— ひっ (@hksw01) 2018年7月30日
「演出変更前のクリスティーヌは意志が弱くてお人形みたいで云々」と言うツイートを未だに見かけるけど、それは久保クリスのいるオペラ座を見てもらえていないせいなので凄く悔しい
— ひっ (@hksw01) 2018年8月3日
いや、久保クリスに限らず…言うほどお人形さんだったか??墓場のシーン寝てた?????
— ひっ (@hksw01) 2018年8月3日
久保クリスに限らず、苫クリスもだいぶ暴れてた気がするけど…?笑
はるクリスや山本クリスなどの“巻き込まれ科 聖母属”クリスはそう思う人がいても仕方なかったかなと思うけど、聖母クリスの静かに燃えてる感じ好きだったので…そういう話を聞くたびに、見方は人それぞれだなぁと思います。
ちなみに山本クリスは演出変更後に巻き込み科へ転科した印象を受けて寂しかったんですけど最近はどうだったんだろう。また観たいなぁ。山本クリスの、デビュー直後から低音も高音も満遍なくコンディションのムラもほとんど無く安定っぷりで右に出る者がいなかったのって実はめちゃめちゃ凄かったんだな………と最近よく思う。
岩城クリスに関しては、歌声が圧倒的すぎてまだキャラまで詳しく見れてないっす。
基本的に落ち着いていて、ファントムを思うからこそしっかり向き合っているオカンな方向性だと思った(演出的にそうだからかな)。
最後の指輪を返すシーン、戻って来た時に「あなたはきっと大丈夫」という表情をしていて、ファントムへの信頼が見えたのがグッと来た。と同時に、ファントムの「アイラブユー」を聞いた瞬間に我に返った様子があって。我に返ったことが原因で地下を出て行ったような印象を受けた。オカンにはなれない(側にはいられない)、結局男と女だったということなのかな……?ちょっとまだよく分かってないです。ファントムのアイラブユーで我に返ったクリスを初めて観た気がする。非常に興味深い。
そういえば岩城さんのバブデビューを見た気がするんだけど、その時に歌声がはるさんっぽいと書いた気がするんだけど、あの〜…
圧倒的でした。
相対的に見ても絶対的に見ても、紛れもなく圧倒的な歌声でした。
キャラ的にはまだ演出の範囲をなぞってる印象しか分かってないので、次行った時にちゃんと観たいです。
と言いつつまた聴覚でやられそうだけど。
以上です。
北澤ラウルも転調バージョンやったんだなと思ったら想像しただけで泣けてくるし何故見に行かなかったんだ馬鹿かと…多分好きになってからラウル逃したの初めてだった気がする、その他の役はちょこちょこ逃してるけどラウルだけはどうしても…観たかったね…
— ひっ (@hksw01) 2018年7月28日
(自業自得)
本当に以上です。
*1:「◯◯ファントム様の魅力を忠実に書け!」という嘘みたいなお叱りコメントを頂いたことがあります