Le rat mouillé

加藤美南ちゃん(NGT48)と新潟についての愛をまき散らすブログ(予定)。

ノートルダムの鐘@四季劇場[秋]2016-12-23M

先週日曜、立ち見で入ろうと並びに行ったらあっさり売り切れてしまったため、満を持して本日初達郎カジモド。(今日は2階前方)(前回も2階前方)

そして宮田エスメラルダと野中フロロー、フレデリック枠も野村さんに、あと他にもちらほらチェンジ。


達郎カジモド

1幕終わった時点で一番印象に残ったのが、ラストの振り返り方。何となく悍ましくてゾッとした。展開を知っているからかもだけど、意味深な振り返り方だった。凄い表情をしていた。そして2幕を見て、それが伏線だとわかる。

(1幕はそのインパクトが強すぎてそれ以外は全部忘れた、可愛かったことしか覚えていません)


2幕がヤバイ激重い。

個人的に前回の引っかかりポイントだった「カジモドの業」、私の中でさらに引っ掻き回された。達郎カジモド2幕ドロッドロ。業が渦巻く。泥の塊のような負の感情が音圧とともに押し寄せて溺れそうになる。苦しい。非常に苦しい。窒息しそうになるメイドオブストーンだった。

そして、カジモドは自分のしたことの罪深さは嫌というほど自覚していてももうどうしようもない、辛い。衝動を抑えられない辛さ。


あと、そういえば達郎さんは一つ一つの言葉が重い役者だったなと改めて。言葉で抉ってくる。2幕マジで辛い。(最近観てなかったから忘れてた)



あ、1幕の話ひとつ、
「笑ったり嘆いたり」的な歌詞(うろ覚え) *1のときに、「嘆いたり」の歌い方がウキウキしていて、カジモドにとってはそんな感情すら羨ましいのだなというのがよく見えて、切なくなった。




1幕の海宝カジモドと達郎カジモドの違いについては以下をもって代えさせて頂きます。


海宝カジモド

達郎カジモド

※画像はイメージです。





宮田エスメラルダ

やっぱり声質が似合う。台詞のニュアンスが好きだな。
ダンスは言わずもがな。身体のラインが、絵画。

声質は合ってる反面、「神の(ブレス)子ーーー↑」のところはボリューム大きくなっちゃうのとちょっと短い。(ポリーのサムワン〜のラストみたいな感じ)

一人の女性としての側面が強い印象なので、フィーバスとのシーンが素敵だった。

岡村エスメラルダとの比較で感じたことを書き出すとポリーの時のそれと大体同じなので割愛。2人とも好き。



大聖堂でのフロローとのシーンで赤ちゃんが泣き出して台詞が全く聞こえなかったのは辛かった…多分やりづらかっただろうな…可哀想に。そもそもノートルダムの鐘に赤ちゃん連れてくる????ねえ?????



野中フロロー

すごい、普通の人。ダンディで穏やかで、少し規律に潔癖なところがあるかな程度。のはずだった。普通の人ってこういう風に狂っていくんだなぁというのをまざまざと見せつけられる。ナンバーラストの目つきがヤバイ人。華麗なる転身。

カジモドへの愛がすごくナチュラル。フロローのエスメラルダへの仕打ちは自分勝手に見えるけど(自分勝手だけど)、同時に「カジモドに自分と(そして弟と)同じ過ちを犯させない」という意志もかなり強く見えるわけで。全部が全部、独りよがりな感情によるものではないんだなと思うと、理解してあげたくなってしまう。

フロローを見ていると性善説に基づいて作られた作品なのかなと感じるね。カジモドも同様。カジモドこそ、そうだね。


エスメラルダに対しては割合ウブだね。

よしつぐクロパン

性善説云々に関して言えば、よしつぐクロパンもそうだな。境遇が境遇だから警戒心バリバリで生きてるけど、フィーバスへの態度を見ていると本来は懐の広い良い人なんだろうなと思うので。エスメラルダのことも見捨てないし。むしろ皆んなの面倒を見る大家族オカンにすら見える。きせきごてんのシーンで「どういうことかわかってんのか〜」*2的な台詞を言いながら登場するクロパンの腰に使い古しのダサいエプロンが巻かれているのが見える。(幻覚)



そういえば「クロパンはすぐに街から抜け出すさ」的な台詞を言う2枠ジプシーは捕まった後どうなったんだろうか。クロパンの不利になるようなことは拷問されても吐かないんだろうな。
そういえば2枠山田さんだった。素顔、初めて見た。ていうかアンサンブルにデュト様2人いるの冷静に考えるとヤバイな。


清水フィーバス

好き!!!!!

以上。(雑)


売春宿に火を付ける付けないのくだりで、決断する時に上から(クワイヤから)ゴッドヘルプの旋律が聞こえてくるのと、その流れでフィーバスもゴッドヘルプの旋律で決断を宣言する流れがめちゃめちゃ好き。フィーバスの人生もエスメラルダが変えたんだよなぁ…


あとやっぱりフィーバスとカジモドの共同戦線が可愛すぎるし切なすぎる。中2階みたいなとこで小突き合いながら救出に向かってるの可愛い。二人ともエスメラルダ大好きだもんねわかったわかった。




そして2回目にしてサトケイジェアン*3が美青年に見えてきました(洗脳完了)。





以上です。

*1:【追記】「喚いたり」嘆いたり、でしたさーせん

*2:【追記】「お前イカれてんのか?〜」のところです

*3:フロロー弟

ラウル厨が一番楽しめる席を、改めて考える

 

 2016年も終わりなので、発掘された下書き記事を成仏させますPart4。どうでもいい話です。

 

 

 

  • 下手でしか見られない光景
・プロローグで目の前におじいちゃんラウル
・「僕1人に任せてくれないか」のルンルン顔
・マネ1「次は何だろう」砲
・(端すぎなければ)5番ボックスの子爵様
・AIAOYキスシーン後の笑顔
・「アイラブユー」同上
・マスカレード「だけど何故隠すのか」の表情
・マネ2「偽物のエンジェルめ!」が目の前
・席によってはファントムとクリスのキスシーンにてファントムとクリスなめで絶望顔を拝める
 ・マスカレード大サビが猿と被って見えない
 
  • 上手でしか見られない光景
・TOMの際、ボックス席が目の前
・「可愛いロッテ」の表情*1
・屋上シーンの前、クリスの元へ駆け寄るラウルがこっちに来る(語弊)
・AIAOY全体的に、特に跪くシーンは確実に上手が圧倒的に優勢
(囁き系ラウル*2上手必須)
・マスカレードで「ラウル止め」や上手ターン等が目の前。マスカレード登場も上手
・マネ2登場シーンが近く、わりとずっと上手にいる(♪「嫌なら嫌でいいよ」)
・「奴を助ける気か!」が目の前
・地下から抜け出す時、ギリギリまで必死でクリスを引っ張る様子
 
  • センブロ
・だいたい見られないところはないが、AIAOY跪きや「だけど何故隠すのか」等は表情が見えず微妙にもどかしい
 ・個人的には隣の人と視線クロスするのがものすごく気になるのでドセンは避けたい
 
 
下手優勢シーン

・プロローグ

・楽屋シーン前半

・マネ1〜プリマドンナ

・イルムート

・AIAOY終盤

・マスカレードTOMリプライズ

・墓場

 

上手優勢シーン

・リトルロッテ

・AIAOY

・マスカレード(TOMリプライズ以外)

・マネ2

 

 

こうして書き出してみると数としては下手が優勢なんだよね。下手好き。

 

しかしAIAOYの加点が1億点あるため、第1回ひっか杯優勝は上手席に決定しました🏆おめでとうございます🎉🎊

 

 

 

 

(出来レース)

 

 

 

 

 

 

 

 

様々な方の好みを聞いてみたいのです。誰か教えてください。

 

*1:ドアの枠と被る可能性あり

*2:クリスの「何、今のは!」のあと、様子を見るためクリスから離れる際に何かしら囁きかけるタイプのラウル役者、それが囁き系ラウル(勝手に名付け)

キャッツ札幌公演に寄せて

2016年も終わりなので、発掘された下書き記事を成仏させますPart3。

 

 

 
番外編
 
 
 
 
 
 
初期のハッスルぶりは、まだ学生だったので自由が利き放題だった上に贔屓も推しも猫にいたからである。(言い訳)
 
 
 
  • 番外編・マキャ席当日限定販売の思い出
当日11時から、劇場チケットボックスでのみ販売されていたマキャ席こと上手サイドシート7列32番。
 
1月〜3月あたりの、冬の札幌で、外で、並ぶわけです。
言うまでもなく極寒な上に、販売チケットが1枚しかないため、文字通り孤独との戦いにもなるわけです。しかも、開幕したてのチケ難。入るためには、並ぶしかないわけです。吹雪の中。
 
 
 
暖かくなる頃には前予で取れるようになってたね。
 
 
 
何でよ!
 
 
でも寒い中孤独に黙々と並ぶのも悪くなかった。
時々羞恥心と戦ったり、道を聞かれたり、試しに劇場まで来てみた風な親子連れに「当日券ってあるんですか?」と聞かれたり。(ごめんなぁ、全席売り切れで私の分しかなくて)
 
マチソワの日は販売チケットが2枚あるので、知らない猫ヲタさんと2人で並んだ日もあった。色々語ったな、グリザの存在が持つ意味とか。お互いの推しのおすすめポイントも語った。クリューの北澤スキンボをゴリ推した記憶がある。推しが急に抜けてしまうのではないかと情緒不安定丸出しで公式のキャスト情報を10分おきに確認していた私を暖かく見守ってくださった思い出。
 
 
そして、フラッと行ってフラッと買ってちゃちゃっと用事済ませてからフラッと入る、そんな気軽さが何より大好きだった。
 
 
 
ちなみに今だから言うけど私が並び始めるのは大体9時くらいからだった。
無敗だった。
乗り越えてきた地獄が今、糧となる………。
 
 
でも言うほど並んでない。たった2時間よ。2時間。どうやら必死なのは私だけだったようだ。ちなみに、後から並びに来て帰った方がフォロワさんだった、というのは1度だけあった(後で知った)。
 
早くから並んでたのに適当に「私もさっき来たところで〜」とのたまった件については謝罪しました。
 
 
 
 
【追記 ’16/12/22】上記は’15年の1月〜3月あたりのお話です。