リトルマーメイド@四季劇場[夏] 2016-10-8M
リトルマーメイドはいいね!全てがキラキラしている!
舞台も綺麗だし音楽も綺麗だし出演者も見目麗しく、夢みたい。私はまさに夢を買っているのだ。
夜に見る夢と同様、目が醒めるとすっかり何だったか忘れてしまい、とても気持ちの良い夢だったなというふわふわした感覚だけが残るのが心地よい。
んだけど、ど素人なりに感想を書く。
三平アリエル
眼福で耳福でとにかくカワイイの出血大サービスすぎてカワイイが在庫切れになるのではと余計な心配をしつつそれでも湯水のごとくどんどこ溢れ出る惜しみないカワイイを享受するだけでチケ代の元取れた感があるくらい可愛い三平アリエル可愛い。(ここまで一息)
猪突猛進っぷりを見てるとこちらまで元気になれるなぁ。久しぶりに観られて嬉しい。
玉木エリック
玉木エリック、あのディズニーアニメフェイスの時点で🏳顔面も歌声も貴族度高い🏳
優しく穏やかだけど我も強いというかアリエルに惹かれるのは強さへの憧れという面もあるのかなと少し思ったりアリエルと一緒のシーンは天真爛漫さに引っ張られて童心に戻りつつ包み込む感じというかまあつまり私が包容力キャラに弱いだけなんですけどほんとかっこよくてときめき。
金原アースラ
ドスの効いたダミ声で超ヴィランズ感たっぷりなのに、どこか憎めない小物感も漂っててすき〜。
嶋野フランダー
人懐っこい雰囲気が可愛い!
よくわかんないけど多感なお年頃に差し掛かっている感というかとても思春期っぽい印象を受けたので、フランダーちゃんもしかしてアースラの天敵なのでは?(てきとー)
久保アラーナ
アラーナのキャラって末っ子より末っ子気質だなと思っていたけどしっかりアリエルを案ずるお姉さんなセリフもあって素敵な子だなぁと知りました。フランダー頼んだぞ、と、トリトン気分を味わいつつある。
それと他演目の話を混ぜて申し訳ないがやはりクリス役者が他の役で楽しそうに生きてるのを見るとなんかホッとしてしまうなぁ、UTSで生き生き踊ったりアリエルに手振ったりしてるの見てたら楽しいシーンなのになんかじんわりしてしまった。
以上でーーーーーす
ガラスの仮面@新橋演舞場 2016-9-22
原作は途中までしか読んでないんだけど、漫画で読んだ部分がちょうど水城さんの説明台詞でなぞられててその後から物語が始まったので個人的には超ちょうど良かった。
初演は観てません。ざっくりな感想。
北島マヤ
貫地谷しほりさんのマヤがマヤの極みでうわーマヤが生きてるー!!とテンションが上がった。
冒頭、周りのマヤについてのモノローグの間、一番高いところでただ立っているだけのシーンでも立ち姿、足の開き具合から表情からもう「マヤ」ですごいインパクトだった。
純粋さに孕む1%の狂気というか。
喋り始めてからは更に「マヤ」!マヤとしか言えない。語彙力くれ。
あんなにハツラツとした魅力溢れる子がいればそりゃ引き込まれますわ。
漫画読んでるときはそんなこと思わなかったんだけど、マヤは1%の狂気で孤独を抑え込んでいるのかな、と感じた。
お母さんの他界シーンがあの辺のタイミングだったからかも。
亜弓さん
漫画って自分のペースで読むし声のトーンとかも自分で想像しながら読むからどうしたってイメージと差が生まれると思う、そういう意味で言うとマイコさんの亜弓さんは、私の想像上の亜弓さんよりテンション高く感じたけど、身のこなしや態度が上品で気高くてでも強い闘争心がメラメラしてて熱かった。そして二人の王女のシーン、劇中劇であることを忘れてしまった。痛いほどに、人間臭い感情が伝わってきた。
やっぱりマヤと亜弓の関係性、アツいな。
特に亜弓の身分を考えたらマヤなんて眼中になくてもおかしくなかった筈なのに、それでもそんな価値観に囚われずに、認めて、恐れて、自分に対しても油断することを許さないのがカッコいいなって改めて思った。
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姿かたちじゃなく〜騙されな〜い〜で〜♪
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原作の亜弓さん、おじこじ演ってたよね(笑)
速水真澄
ヲタクとしての永遠の憧れはやはり紫のバラの人であり。
全ステしてお手紙も欠かさず書いて推しを元気付けそれでいて認知や見返りを求めないその姿勢。
“紫の薔薇は青薔薇を作ろうとした際の失敗作で俺自身も青薔薇になるために努力しても結局青になれなかった紫で”云々の話をしているシーンで着ている衣装が、ちょうど青シャツ青ネクタイで、っていうのがね、健気でよかった。
ていうかマヤと速水真澄の身長差がまじで少女漫画でときめきすぎて、ちょっと次元を飛んでいた。あの腕の長さはずるい。
ただ、あの時間内で完結させて欲しかったから速水真澄とマヤの関係性はもう少しスッキリした感じで観終わりたかった、のが個人的な好み、なんだけどわざとなら何も言わない。感性の問題\(^o^)/
だがしかしマヤのペースに巻き込まれる速水真澄はキングオブカワイイだし速水に強がっちゃうマヤが可愛くて愛おしくてな。2人まとめて可愛い。そして、ツンデレの歴史を観た。
てなわけで舞台 ガラスの仮面の感想でした。
書くの忘れてたけど文ちゃんさんの桜小路くんがすごくカッコよかった。
以上。
王子とこじき@市川市文化会館 2016-9-10
サブタイトル:「おじこじおばさん、実りの秋」
今回はこちらのチーム。前日までのこころは前田トムが入っていたようだけどそろそろ前田エドワードくるー?
*持田トム
細かいこと忘れちゃったんだけど、持田トムは理想と現実のギャップを受け入れられず思い悩んできていたのかなという印象が強かった。こないだもあんなに闇深かったっけ…?
木内トムにある諦念はあまりなく、思春期なのかな〜という感じ。
「顔を見るのも嫌だ」も自虐風の戯けというよりはリアルに拗ねている口調で、トムなりに悩んでいたんだろうなと。
等身大のトムといった感じ。
ミュ版のトムは普段から「おーまっえっはっいつでも〜〜王子様気取り〜〜〜!!」と罵られていた様子なので無理もないよね、と思う。
ていうかこのチームのこじきちゃん達はみんながみんなベタ歌い(口蓋狭めてべちゃっとした声を出す感じ)で人を小馬鹿にする天才なので尚更である。
持田トムは自分が身にまとっているボロ布のボロボロさを知ってしまっているし、暮らしぶりの酷さも知ってしまっている、無知の知、というか。
その辺の葛藤を乗り越えられるほど大人ではないんだろうな、まだ子どもだし。
ってついつい重く考えちゃうけど、そんなに重苦しいトムな訳じゃなくて!
トムにも色々事情があって、エドワードにも色々事情がある中で、「君になりたい!」という欲求の切実さがよく見えるな、と感じた次第。
*涼太マイルス
カレーでいうと辛口のイメージだったんだけど随分甘口になったなという印象。*1
屈強さは残しつつ、マイルドな一面がさらにマイルドさを増していて。
エドワードをたしなめる時のセリフが軒並み柔らかふんわり優しくて養父覚醒ピキーンって感じ(伝わらない)
マイルスナンバーはますます素敵になっていくなぁ。
「でも、私には、夢の国の王子」
のフレーズで、なんとも言えない決意めいた表情を浮かべたのが印象的で。
そしてその後の、国へ連れて帰ればこの子(エドワード)がよりよい環境で暮らせるようになる、という嬉しさと自信が入り混じった表情に移り変わっていくのがすごくよかったなぁ。*2
あとユーゴーの「貧乏人の味方になってくれるか」の問いかけを了承したエドワードに対して大層驚いていた涼太マイルスが謎だったんだけどそれほど驚くくらいにはその時代の政治がアレだったのかな。
そしてユーゴー達に祭り上げられてるエドワードを見ている時の嬉しそうな様子と「無礼者!立て!」のくだりの後のご満悦な様子がとてもかっこよかったです。この話あんまり関係ないです。
*高野エドワード
すごく深くてすごく優しい声。
私は、舞台に上がれば中の人関係なくそのキャラクターでしかないと思うし中の人が作り上げたキャラクターは尊重したいというかそもそもそのキャラクターでしかないから、できるだけそこに否定の言葉を投げかけたくないなと思ってる。
だから自分の中の理想の◯◯(キャラ名)というのはなるべく持たないようにしていて、それが私にとって一番楽しい四季オタのやり方だと思ってる。まあ理想が固まっちゃったことで一度失敗したからこそそう思ってるんだけど。
(理想を固定しちゃいけないと言ってるわけじゃないです。私にとって固定しない方が楽しいからそうしてるというだけの話)
しかし、一定のラインはあって。
私は昨年の自由おじこじ出なので(にわかさーせん)小松・守山・若奈エドワードを観て、3人とも芯の通った張りのある系の声というところで共通していると思っていて、
柔らかくて深い系の高野さんの声はちょっと大人っぽすぎるように感じてしまうのかもしれない。
その辺がうまく消化できなくて、時間がかかりそう。私の中で。
もちろん嫌いなわけじゃないので楽しめるようになりたいよー。前田さんみたいな声質のエドワードを挟めばちょっと感じ方も変わるかな。ていうか前回ゆきみさんエドワードやってたんだよね?どんな感じだったのかな。
でも高野さんの優しいまろやかエドワードだからこそスッと納得できるシーンもあったりするんだけど。
あ、高野エドワードの「よってたかって私に無礼を働こうと〜」のくだりの前の溜めがすごく良くなってグッときた。
予想だにしない展開で狼狽えるも、ふと元々持ち合わせている強さを瞬時に覚醒させる感じ、というか。
白倉マイルスと引き合わせたらどうなるのかが気になるな〜とか言ってたら白倉さんウィキッドにお戻りでした🐉\陛下がお呼びです/
以上。