朗読劇感想文 KIRAKIRA VOICE LAND VOL.15『LOVE×LETTERS』〜髙坂篤志×木島隆一〜 2018-12-15・16


今更な記事だけど下書きで放置しておくのもあれなので今更ながらアップしますPart2。





※Be Withプロデュースの朗読劇『LOVE×LETTERS』はキャストを変えて再演を重ねてるスタイルみたいなので、今後出演する可能性のある声優さんのファンの方がこの記事に辿り着いたとしたらネタバレあるのでご注意。

※でも私はネタバレ観てから行けばよかったと思って少し悔いている。あの日以来、「髙坂大地もっかいみたい」の感情しかない。特に1日目に推しが大地を演じるよっていうオタクはネタバレを見た方が推しの演技の全てを味わい尽くせると思う。大地は結末を知った上で見たいキャラ。でも先に見てたら見てたで「新鮮な気持ちで見てみたかった」とか宣ってたと思うので無い物ねだり。

※私は元々“キャストを変えて再演を重ねてるスタイル”を数十年続けてる劇団のオタクであっていつもネタバレてること前提に感想をぶちまけていてネタバレの概念を持ち合わせていなかったけど、この作品は制作側的にもネタバレだめっぽい雰囲気なので結末を匂わせる可能性のあるツイートは消してこちらに移植した。


この作品は3パターンの結末があって、伏線回収の違いによって同じセリフが全く異なる意味になったりする大変面白い作品でございました。


とりあえずここに書くのはほぼ3回目の話です。1日目3回目公演のアフタートークでどの話が好きかアンケートしたくだりで

「1回目が好きな人はコメディ好きだね」
「2回目が好きな人は青春」
「3回目が好きな人は…どうかしてる

みたいなお話をされていたんですけどまあ否定はしない。私は3回目大地推し過激派になりました。



まずあらすじとしては、大地と海斗と美空が幼馴染なのは同じ。海斗と美空の血が繋がってないのも同じ。違いは、

  • 美空は幼い頃に亡くなっている
  • 海斗は壊れて今でも美空が生きていると思っている
  • 海斗が大学だと思っているのは病院
  • 大地は医学生(海斗のために志した)
  • シノブは心療内科の先生
  • 最後は海斗が正気に戻って約束の場所へ

というところ。

(正直、初見1回目の冒頭から美空亡くなってるエンドしか想像できなかったのですごい身構えていたんだけど、そちらはまさかの美空渡米エンド。)

(逆に言うと、脚本から美空の霊圧を感じない。1回目から3回目の伏線も含んでるから仕方ないけど)


1日目 髙坂さん大地×木島さん海斗

髙坂さん大地の道化的な役割と責任感

髙坂大地は自分も辛い中で彼の人生をずっと優しく辛抱強く見守ってきたんだろうな…というのが全体を通して滲み出ていて、そこはもう中の人がお持ちの優しさ要素でさらにブーストかかってたよね。

それにしても髙坂さんは道化の役回りで無理して笑うキャラが似合いすぎる。


ほんとに些細な表情なんだけど「この回は海斗が養子だったこと察してた雰囲気だな、そこも変えてくるんだな」と思ったのも伏線の一部だったかもしれないし*1
この回は大地が美空のお手紙を代筆してる設定で、海斗のお手紙も大地が読んでるわけなのでアフタートークで「常に気が休まらない」と仰ってたりでほんと
髙坂大地回もっかいやって。後生だから。

ちょっと様子がおかしいな〜と思っていたのがそのまま伏線だったよ。結末を知った上でもう一回どんな芝居してたのか見たかったよ!!!!!

木島海斗の「強さ故の弱さ」

木島海斗を観ながら、「真面目で几帳面な人の方が意外と鬱にかかりやすい」という話を思い出していた。強いからこそ柔軟に曲がれなくてポキっと折れてしまったような脆さ。という印象。
本来守れたはずなのに守れなかった不甲斐なさというか。

これはあまり関係ないけど木島海斗さんはクールキャラだったので2日目で髙坂さんのクールキャラが観られるもんだと思ったらクールなテイストを含めて木島さん海斗の解釈でした。なるほど!
髙坂さんのクールキャラを観られなくて悔しいとか思ってません。


2日目 木島大地×髙坂海斗

木島大地の不器用さ

木島大地は、海斗並みに脆くて不器用で…大地自身もギリギリのところで踏ん張っていて。じゃあ何故ギリギリ壊れず自分を保てていたかというと、海斗の存在があったからに他ならないんだろうな、と感じた。
海斗と「紙一重の存在」としての大地だったなと思う。
だからこそ同じ歩幅で、一歩ずつ頑張って来たんだろうなぁって。

髙坂海斗の器用さ

髙坂海斗、クールキャラじゃなく何キャラだったかと言うと、穏やかで優しい系の海斗でした。語りのテンションはわりといつもの髙坂さん。聴くタイプのバファリン

器用が故の悲劇。だったと思ったんだなぁ。

ちなみに真実が明かされるシーンで椅子がガタッとなったのわざとじゃないらしかったけどすごい演出効果だった良かった。

「号泣しっぱなしで自己中の芝居になってないかなって」「ずっと泣いてて飽きられてないかな」というニュアンスのことを仰ってたけど海斗だし崩れ落ちてる様子に胸を締め付けられた。「欲しがらない子」で色んなことを飲み込んできた海斗が、恐らくそれ故に壊れてしまった海斗が、ちゃんと感情を放出することができたところにも泣けた。

確かにきじーさんの大地は海斗並みに美空の件引きずってたから2人してズルズルしてる感は、まぁ笑



大地のキャラがめちゃめちゃ良い

登場人物のそのシーンに至るまでの人生だったり、物語後の人生が見えるようなキャラクターが好きで好きで仕方がないんだ私は(報われないキャラならなお良し) (ex.オペラ座のラウル)。
だから大地というキャラを好きにならないわけがなかったんだ!!!!!


髙坂大地は道化だから実は賢くて海斗に割くキャパがあって自身も悩みつつ海斗を支えてきたんだなというか、崖の上から引っ張り上げようと頑張ってる感じ、

きじー大地は背負いきれてないギリギリの中で生きてきて海斗と同じ歩幅で不器用ながら頑張ってきたんだなって感じで。

どちらの大地も良かったです。


ハンカチの話

涙と鼻水を垂れ流しながらの演技だったわけですが。


1日目は髙坂さん(大地)が垂れ流し(ハンカチ持ってなかった)で木島さん(海斗)がハンカチ使ってて。(髙坂さん「ハンカチ持って来ればよかった…」と。)

2日目は木島さん(大地)が垂れ流し(髙坂大地に合わせた?)(終了後に拭ってた)で髙坂さん(海斗)がハンカチ使ってて。

結果的に大地の陽気なガサツキャラと海斗の几帳面できっちりしてるキャラの演出になっててすごい、グッと来た。狙ったのかなぁ。髙坂さんがハンカチを持って来てなかったあたりは普通にただ持って来てなかっただけだと思うし何なら2日目も「ハンカチ忘れた」ツイートしてオタク達がプレゼントボックスにハンカチを差し入れる展開になってて死ぬほどわろたが。


アドリブが多い

声優界隈のオタクに「声優の朗読はアドリブがめちゃめちゃ多い」と聞かされていて、2周年イベ(初現場)でもそれは思ったんですが。印象的なアドリブを書き残しておきます。

噛み倒す木島海斗といじる髙坂大地

木島さんが噛み倒して中々立ち直せない時があって、頑張って聞かなかったことにしよと思いつつ頑張って…!と思ってたら髙坂さんが大地の声で「おっ?!」っておちょくり始めるから盛大に笑った。

そして同じフレーズを同じ噛み方で再現してひと笑い掻っ攫う髙坂さんのアドリブ力。台本かと思ったわ。


髙坂大地劇場

シノブとダイチの会話再現アドリブが天才がかっていた。何故か煙草をスパスパしてる姐御風のシノブと舎弟ダイチ。

(とそれに対するきじーカイトのツッコミ「全員だれ?!」)

パトラッシュ!◯◯!木島海斗×髙坂大地 編

木島海斗「パトラッシュ、お手!」
髙坂大地「ワン!」
木島海斗「パトラッシュ、おすわり!」(?)
髙坂大地「ワン!」
木島海斗「パトラッシュ、猫!

髙坂大地「……………?!?!」


客席大爆笑www
結局「にゃわーん!……?!」みたいな返しをしていた気がする。笑
どの回か忘れたけどスパイダーマンさせたパターンもありました。



パトラッシュ!◯◯!髙坂海斗×木島大地 編

髙坂海斗「パトラッシュ、お手!」
木島大地「ワン!」
髙坂海斗「パトラッシュ、おすわり!」(?)
木島大地「ワン!」
髙坂海斗「パトラッシュ、反復横跳び!

木島大地「………?!(戸惑いつつもその場で反復横跳び)」

髙坂海斗「そのまま腕をぐるぐるして」

木島大地「………?!(戸惑いつつも反復横跳びしながら腕をぐるぐる)」

髙坂海斗「………………(木島大地が事故ってる様子を半笑いで眺めて楽しむ)」




ドSかよ





ポスト・パフォーマンス・トーク

つまりアフタートークです、ちろっと話して挨拶してハケる感じ。

きじーさん、普段使いのメガネを「レンズ抜いてきた」とのことで客席からどよめきが。
海斗のメガネを大地が奪う場面で「お前レンズ入ってねえじゃねえか!」とアドリブ(?)を入れてた髙坂さん、リアルに驚いていたらしい。笑
「持ったらレンズなくてビックリしたよ!w」と。
レンズ入ってたら反射するからってことかな?髙坂さん年中無休で反射してるけど


初日開演前に起こった愉快なあれこれ

搬入口に誘導されるオタク達




ボケなのかガチなのかが分からなくてタチが悪い!最初信用しちゃったよ!ww つーか今だから言うけどつまり楽屋口だろこれ






可愛い。


下半身から攻めてくスタイル



大地衣装は早速ねころびで着てらして、私は愛おしいやら大地が恋しいやらで感情パンクしました。
海斗衣装は髙坂さん(ふつうのすがた)って感じでしたメガネがあると安心感がすごい、ある。


朗読劇は想像の余地がたくさんあって楽しかったし、私の求めてるものの究極って朗読劇なのかもしれない…と思った。朗読劇なんて客の想像力を信頼して委ねるところからスタートなんだよね、私がいつもミュに求めていることなんだよね、うん。


しかしあの会場…音楽スタジオが同じビル内に入ってるようでベース音と振動が時々気になった…笑


以上!

*1:ただ本的にはちゃんと知ったのは海斗に聞いてからっぽいし私の思い込みの可能性はある