中年ゴシップ記者が記者としての誇りを思い出し新たなスタートを踏み出すハートウォーミングミュージカル「スコット&ゼルダ」
天王洲銀河劇場にて「スコット&ゼルダ」を観劇しました。
2015年10月31日ソワレ、つまり前楽です。
過去と現在を織り交ぜながら進むストーリー。
ゴシップ記者のベンが取材に行った先は精神病院に入院中のゼルダという女性。
「華麗なるギャッツビー」で知られる天才作家スコット・フィッツジェラルドの悪妻として知られる彼女がゴシップネタを頂こうとするベンの取材に答える形で、スコットとゼルダの馴れ初めから物語が展開していきます。
運命的に出逢い、遠距離恋愛を経て成功を経験し華々しい暮らしを送る二人。
徐々にサイコパス野郎スコットに戸惑うようになるもジッと我慢するゼルダ。
しかし元々そんな聞き分けのいい性分でもないゼルダはやっぱり我慢できなーい!となり相容れなくなっていく二人。
そんな、スコットとゼルダの愛憎を描いた作品。
だと思うじゃん。
実際そうなの、そうなんだけど。
あのね、ずっと舞台上に居るの、記者が。回想中も。
ずーーーーーーーーっと。
(ストーリーテラーだからそりゃそうだが)
記者は記者で別に好きでゴシップ作家()をやっているわけではなく、
精神病院へ取材に来るのも嫌々で。
でも取材を進める中で、最終的にゼルダから
「あなたは最高の作家?」「自分が一番だという気持ちはあるの?」(ニュアンス)
と尋ねられて。
そこで記者は、自分が本当に書きたいことは何なのか、自分の本当の気持ちと向き合う(向き合わされる)ことになるわけです。
記者のおっさんの中の人、たぶん純粋に芝居の人だと思うんだけど、歌うシーンがあるんですわ。
芝居の人なんだろうけど、いい味を出していて、しみました。
というわけで、ミュージカル「スコット&ゼルダ」雑感でした。
※感想には個人差があります。
あ、濱田さんゼルダが可愛かったです!
濱田さんを見ると脳がノーマを求め始めるのでサンセット大通り再演待ってます♡
ウエンツスコットさんも精神病院に入院したほうがいいよって感じで良かったです!
以上!