Le rat mouillé

加藤美南ちゃん(NGT48)と新潟についての愛をまき散らすブログ(予定)。

オペラ座の怪人@名古屋 2016/6/11S


涼太ラウル








辻カーラ


辻カーラは繊細な強がりさんだから守ってあげたくなる。








久保クリス








ただ、「直感で生きる女」感は増したかもしれない。



対佐野ファントムのときはもう少し複雑で湿度高めだった気がする。(けどそれももう半年近く前なので何とも)



高井ファントムと久保クリスの組み合わせは密かに心待ちにしていたんだけど、やはり墓場での圧倒的な共鳴っぷりが凄い。

その墓、動くんじゃねえかな?って。

振動で。



キャラとしては、お互いがお互いに片想いしていたような印象を受けた。

2人ともズレた方向に。
理想を思い描きすぎていた、というか。



「なんか…ちょっと…違ったかもね…(気まずい空気)」的な。

「でも、あなたとのこと、後悔してないよ…」的な。



最後には本質的な部分もお互い分かり合えたのかな〜と思った。
後腐れもなく。

(クリスは多少引きずっただろうけど)


てなわけでスッキリとした気持ちで終演しました☄





以上です。


あと今週のキャス変で某贔屓が入りましたが
このすれ違いのタイミングであらふぉ〜名古屋散歩してくれていることを祈る。頼む。

オペラ座の怪人@名古屋 2016-5-28 〜久々の山本クリス〜

追記でいろいろ書こうと思ってたんだけど…投げますポイッ


とりあえずWSSを経た山本クリスが性格変わったりとかしてなくて良かった。(心配性)

あ、でもWSSを経て高音が更に強化されて気持ちよく響いてた。
マリアはハイトーンばっかりだもんね。


(これを機に現場卒できるかもとかちょっと思ったけどまあ無理だったよね)



高井ファントム


叶恭子さんも「“何をするか”は大切ですが、“何をしないか”も大切です」と仰ってたけど(うろ覚え)、

高井ファントムはその“何をしないか”でその人となりが如実に表れるなと感じました。


(どうでもいいけど前回観た時の記事を読み返したら「たかいじんって平仮名で書くとやしきたかじん感ある」などと書いていて己の人間的な進歩のなさを痛感した。)





いつから?あれ?前からそうだったっけ?
カデンツァの方は前回は吉田カーラと同じキーだったので変えたんだと思うんだけど、ピアンジの被せって前は入ってなかったよね?


奈々違いです。



支配人の人々






要するに陰キャが大人になって稼ぐようになって市民権を得た的な(酷い)



山本クリス






あと、ラスト地下の吊られてるラウルの前で通せんぼ(言い方)する時の印象が変わった。
山本クリスはどちらかというと「ラウルを守る」というより「ファントムの暴走を止めたい」という思いを感じてたんだけど(意識が前方に(ファントム側に)あるから)、

高井ファントムがわりかし冷静で粛々と目的を遂げようとするからか、山本クリスもラウルを守ることに意識が行っているように感じた。
(ファントムとクリスの距離が離れていたのもある。)

あれは周りが見えなくなる系ファントムだからこそ、ファントムを思い遣る仕草に見えた(してた?)のかなと気付いた次第です。



あと山本クリスはファントム派とかラウル寄りなどの括りには入らないかなと思ってる。
それぞれの前での在り方が違うから。

まあ一般論として無邪気な振る舞いというのは慈しみ等よりもハッキリとしていてわかりやすい感情だと思うので、ラウルの前では少女な山本クリスをラウル寄りに感じる人は多いのかもわからん。

推しキャラしか観てない人は尚更そうなのだろう。(かくいう私もそうだった)


楽しいで〜〜〜〜〜す✌🏻️✌🏻


まとめ


以上です。

血の匂いのする映画『ディストラクションベイビーズ』感想

観てきた。ディスベ。



ネタバレるかも。
パンフとか読んでないのでとんちんかんなこと言ってるかも。

(ブログまで分けると面倒くせえなってことがわかったのでこのブログはジャンルごちゃまぜで行くことにした)










まあ、暴力しかない。



でも、明確に一線を越えるのは那奈だけで。
クズだけどそんなつもりはなかったはずの那奈が。
意志を持って、2度。





裕也に対しては「転落」という表現はしっくりこないかな私は。

それだけ、彼の中の秩序が消失していく様子が自然だった。
当然の成り行きというか。
秩序の「崩壊」というよりは「消失」。

どこにでもいるちょっと危なっかしい子の、頭のネジが外れただけのような気がする。


裕也が小物であれば小物であるほど那奈の人でなしっぷりが輝くので、そういう意味では裕也はステンレスよりも軽くて弾力性のあるゴミクズだし那奈は人間の業をかき集めてヒトの形に練り固めた鋼塊みたいなやつだと思う。



しかしステンレスはステンレスなりに暴力では発散することのできない「満たされない承認欲求」を抱えていることに観客がほんのり気付かされるようなシーンがあり。

全編を通して暴力でお届けされる映画だからこそ、そうした些細な“揺れ”にハッとさせられる。*1


もしかしたらあのシーンがなければ別にあの役は菅田将暉でなくでも良かったのだろうと思うし、逆にあのシーンがあるからこそ“菅田将暉による裕也”であることがもう超正解!!!!大正解!!!!!という気持ち。

あと「でっかいことやれるやろ!俺らなら!」(ニュアンス)的な青春映画にありそうなセリフをあの状況で裕也が言うと爽やか犯罪ロードムービー的カオスな空間が出来上がっていて大変興味深かった。すごい皮肉。

で、でっかいことやれるやろ俺“ら”、と宣った裕也がやったことと言えば非力な女を襲うことくらいだからまじで裕也のクソスキル高すぎ。



そして那奈の人でなしっぷりはむしろ後光が差しそうな勢いでクソい。

というか怖い。
あの映画の中で一番恐ろしい。
(泰良は「恐ろしい」という規格からは外れている気がするので除外)


劣悪な環境で育ったのだろうとは想像がつくけど、その上に天性の狡賢さと冷徹さと激情を兼ね備えてしまったモンスターというか。


瀕死の裕也を痛めつける野蛮さはもちろんだけど、それよりも、病院での事情聴取の際に見せたあの表情。

警察の人にはわからないくらいの薄っすらとした笑み。

裕也を「死んじゃった子」と呼ぶ、命の重さを感じさせない軽さと渇いた声。


(もちろん裕也はそのような仕打ちを受けるだけの悪行をしたが)



那奈と泰良は別のベクトルに同じ数値分ヤバい奴だと感じたんだけど、2人の違いは「自覚があるか否か」かなと思う。

那奈は、多分、わかってる。わかってやってると思う。


泰良は生きてる世界線が違いすぎて。
悪いことを悪いこととして自覚してないというか彼の中では別になんてことない行動なのかな的な。
呼吸するように暴力する。
常識が“欠けている”とかではなく、常識が“違う”。のかな、と。



次元が違う。


その計り知れなさが、見る人によってはとてつもなく強そう*2に見えるのかもしれないし裕也にはそう見えたのかな。

泰良の威を借る裕也。

裕也の承認欲求の表れというか

寂しい子だな、と。




あ、いや、
美化するの癖だからクソいキャラにも人間的な一面や弱みを見出そうとしてしまうけど裕也はクズです。



というわけで1回見ただけなので記憶があやふやだったりするけどディストラクション感想でした。

面白かったです。

以上。

*1:そしてその“揺れ”を感じたからこそただの小物に見えたところもある

*2:喧嘩が強いとかでなく