Le rat mouillé

加藤美南ちゃん(NGT48)と新潟についての愛をまき散らすブログ(予定)。

はじめてのまんまみーあ! -1/10マチネ-








「学生A席は半額…だと…?」








ということで、行ってきました「マンマミーア!」。
次の公演地は名古屋ということでして、興味はあるけど名古屋まで行く熱量は…と思っていたところに学生料金の安さを知りまして、「今の内に行っとこう!」な事情が2つ重なったのでトーキョー行ったついでに入っちゃえと思いまして。


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キャスト。
ハンドコアクアさんの窮屈さ。

席は端っこだけど前から2列目で、位置的にも値段的にも札幌のサイドシート的な感じですね。



率直な感想としては、歌とかよりまず物語としてすごく楽しかった!

最初のあたりの「登場人物全員クズ」感を含めてすごく楽しかった。

…クズは言い過ぎたけど。(笑)

とにかく登場人物が魅力的で、楽しくて、愛おしかったです。





イケイケドンドン・ソフィ
ソフィは週中キャス変があり岡本さんが演じておられましたが、なんか大和撫子みたいな雰囲気を醸し出しておきながらも日記に書かれた母親の恋愛事情を面白おかしく笑いながら読み上げたり「父親は誰だ問題」というデリケートゾーンな問題の解決にずんずん邁進したりと大胆無敵というか無神経というか細けぇこたぁいいんだよ!(AA略)みたいなノリがすごく萌えました。
大和撫子みたいな顔してんのに。

いや、ちょっと迷ってたんだよね、わかるよ、わかってるけど。
でも結局どんどん突っ走ってくところが後のドナのシーンと重なって、「血は争えないなぁ」と思うのでした(笑)

岡本さんはお淑やかな雰囲気を持ちつつも圧倒的生命力に溢れまくっていて、カテコで踊ってるの見てて本当に気持ちよかったです。楽しそうで。
あと可愛いしね。
カテコはもう気づいたら岡本さんロックオンしていました。

あとクソダsちょっとシンプルめな衣装もあっさり着こなしててすごかったです。

可愛い子は何着ても可愛い。



ドナ・シェリダン
江畑さんはウィキッドの外部イベで北澤さんと歌ってる映像をもう穴が空くほど観ていたので勝手にお馴染み感あるんですが(笑)
「小動物顔なのに野太い歌声を出す人」
というイメージがついていたので歌声は役にピッタリなのが想像ついたんですが容姿があの素の時の小動物顔から想像出来なくて、どんな感じなんだろうと思ったら普通に“大きい娘がいるけど女捨ててませんよ”感出してくるおばさんそのものでビックリしました。
感情の上下が激しいヒステリックおばさんな感じをとっても表情豊かに演じられてて、見てるだけで楽しかったです。

ドナに関してはまた後述します。



証券取引所?から逃げてきたとか言ってたけどそこでどれだけ壮絶な苦労があったのかと……おつ………。
玉城さんは少しお年を召されてるのかなと思うんですが、海に潜ってネックレスを取りに行く前かどっかの「〜なんだゼ☆」的なセリフが何だか年の離れた彼女にノリを合わせようと頑張るおじさんっぽくて泣けました。
(うちの父も時々若ぶってそういうこと言う…)
あとウェディングドレス姿がめちゃめちゃ嫌でしたwwwあれ絶妙に乳首見える仕様になってんのなwww
特に誰かに感情移入して観てたわけじゃないけど流石にここはソフィちゃんに同情しました(笑)



ところで玉城さんってサンジャポあたりでナレーターの副業してません?


(声めっちゃ似てるな!と思って台詞に集中できなかった(笑))




お父さんズ
こちらも魅力的なキャラクターばかりで。

サム・カーマイケルのヘタレなところと頼りがいあるところの匙加減がすごく面白くて、特にヘタレモードの時の表情が愛おしすぎました。
でも頼れるときはちゃんと頼れる感じ、軽率にときめく。
(もしかしたら阿久津さんによるところが大きいかもしれない?)

でもまあやっぱり男の趣味があまり良いとは言えないよね、ドナ。
その辺もちゃっかりしっかりソフィに遺伝してるみたいだけど(笑)


ハリーさんはソフィやドナのことを一番よく理解できてる様子だったから、ドナはハリーとくっ付けば良いのに〜!と思っていたらまさかのアッー!な展開に笑いました。
百々さんのビジュアルがほんとにクソ真面目な銀行員って感じだったので、1幕のどっかダンスナンバーで女の子にリードされながらあわあわしつつ踊ってたのが最高に可愛かったです。


ところで脇坂さんってハグリッド(ハリポタ)の映画吹き替えやってました?


(声めっちゃ似てるな!と思って台詞に集中できなかったパート2)



ダイナモ
ターニャもロージーも大好きです。


あとロージーがビルに迫るところも好きです。
欲望に忠実に生きてる感じが。
パワフルなおばさんってほんと強いよね…。


そして突然ですが、私がこの世で最も愛しているドラマの一つに『君はペット』があります。
知らない方にざっくり説明すると、まあキャリアウーマンが若い男の子を拾う話です。
そう、これだいたいターニャとペッパーですよ。
ま〜〜〜漏れなく好きな組み合わせでしたねここ。
ターニャは満更でもなさそうではありつつもお子ちゃま扱いして、ペッパーはもう尻尾振りながら追いかけるみたいな〜〜〜好きにならないわけがないよ最高だよ!
ターニャがワンピースの裾を捲りあげてその裾の先に顔釣られながら興奮してるペッパーの表情良かったです。
本能のままに生きてるって感じ、いいよね。
欲望に忠実。
それはアンサンブルの方々にも感じました。
若者から溢れ出るエネルギーっていうか。
とにかく今を楽しく生きようぜ!的な。
じゃにーさんが「若い子はもうそれだけですごいパワーを持っている」的なことを言ってたんですがこれは同意せざるを得ないです。
アンサンブルさんの実際の年齢はわかりませんがエーゲ海の小島の若者たちのエネルギッシュさがとても良かったです。

そのあたりが、マンマミーアの好きなところでした。
欲望に忠実ゆえに溢れ出るエネルギッシュさ。


でも唯一(?)、一番本能に身を任せてそうに見えるドナが、少し本心を隠して強がってたりするところがグッときました。
ソフィの結婚式前に、ペッパーだかエディだかに
「あなたはワイングラスをピカピカに磨いてちょうだい!それからあなたは〜」
的なニュアンスのことを凄い剣幕でまくし立てるところがとても切なかったです。
ドナだって強がってるけど本当に純白の結婚式に憧れたこと一度もないわけではないよなぁ…と。
だからソフィの気持ちがわからないわけがないよなぁ…と。


ドナ・シェリダンというキャラクターがとても可愛く愛おしくみえた瞬間でした。







初見なのでキャラクターに対する感想や俳優さんに対する感想が入り乱れておりますがお許しください。


 カテコでは、ちょっとももクロペンラを持ち出す勇気が出ず(笑)
手ぶらで控えめに振りコピしてました。
というより岡本さんを見るのに夢中になっていたのでわりと地蔵モードでした。
盛り上がってないわけじゃないですすいません。
前の席の人がどうやらベテランのマンマリピーターだったようで、最前でも超ノリノリで踊ってて微笑ましかったです。


そして、マンマガチ勢は推しのメンカラーのサイ振ったりするのかな…とどうでもいい疑問を抱きつつ帰路に着いたのでした。




楽しかったよマンマミーア!以上!










*1:逆に言うと雑なとこもあったんだけど、その前に見た四季フェスのダンスパートの方々がどうやら熟練揃いっぽかったのでそれの影響もあるかも